私がお嬢様キャラに求める2つの要素
もし好きな属性を一つだけ挙げるとしたらお嬢様と貧乳を選ぶでしょう。
私はお嬢様キャラが大好きです。
流行り廃りの激しいこの世の中で、「これが庶民の食べ物・・・美味しいですわ!」というガチガチのテンプレみたなお嬢様が今も生まれ続けているのは、お嬢様パワーの凄まじさを感じます。
遠い未来、ツンデレ属性や幼馴染属性が忘れ去られたとしてもお嬢様キャラだけは残り続けるでしょう。
そんな素晴らしい属性なのですが、好きなお嬢様キャラランキングを作っているときにふと思いました。
微百合作品(日常系)のお嬢様キャラ、萌える娘少ない・・。
私はわからなくなりました。なぜ日常系のお嬢様は萌えないのか、そもそもお嬢様キャラを形作る要素は何なのか、でもCCさくらの知世ちゃんは萌えるぞなんで、と。
そして今まで出会ったお嬢様キャラを振り返っていくうちについに私は気づきました。
お嬢様キャラに求められる二つの要素。そこに微百合作品のお嬢様達が持っていないものがあると。
おそらくこの二つのどちらかでも欠ければ私の求めるお嬢様キャラになれず、またこの二つさえそろえていれば並大抵のものはお嬢様キャラになるのでしょう。
①上品さ
外見や言葉遣い、行動の品格の高さです。「ですわ」口調はこの中に当てはまりそう。
家柄の良い→育ちが良い→お上品ですわと繋がるので、家が裕福であることはお嬢様になることへの近道ですね。
これはお嬢様キャラの基礎であり、これを持っていないものはたとえお嬢様だとしてもお嬢様キャラとは私が認めません。
当然百合作品のお嬢様キャラも完備している要素です。
②高嶺の花
これこそが私の求めるお嬢様キャラの要素であり、微百合作品(日常系)のお嬢様達に足りないものです。
そうです、お嬢様とは手が届かないもの。好感度マイナスからスタートするのが理想なんです。初めから好感度が高い場合は身分などで住む世界が違うというのをきっちり表す必要があります。
百合作品(日常系)のお嬢様に魅力が足りないのは、恋愛要素が薄いことで高嶺の花感を出す必要がないからでしょう。
逆にがっちりした百合作品や、女装潜入物などはお嬢様学校を舞台とした作品が多くあり、そういったものは家柄の差や憧れのお姉さま要素をこれでもかとてんこ盛りにしてくるので大満足のお嬢様キャラが出てきます。
これは極論ですが、かつてお嬢様キャラだったとしても恋愛成就し高嶺の花でなくなったら、それはもうお嬢様キャラではないのでは。
そうした場合に家柄の差などの問題を前に出すことで、少しでもお嬢様キャラでいられる時間を延長させているのだとしたら、お嬢様キャラ攻略のシナリオが同じような展開になってしまうのは、お嬢様がお嬢様であるために仕方のないことなのかもしれません。
総括
手が届くお嬢様はお嬢様にあらず
お嬢様を目指す方々はこの言葉を胸に刻んでがんばってください。
ちなみにCCさくらの知世ちゃんは高嶺の花という要素を満たしていないので、私の基準ではお嬢様キャラではないのですが、私が知世ちゃんに惹かれていたものはお嬢様キャラとしてではなく、負けヒロインとしてだったので問題ありませんでした。